スマホとAIツールを使えば、誰でもオリジナルのLINEスタンプを作って販売できます。副業を始めたいけれど時間やスキルに不安がある人にとって、AIスタンプ副業は挑戦しやすい選択肢のひとつです。
本記事では、AIスタンプ副業の始め方から稼ぐためのコツまでを紹介します。
AIスタンプ副業が注目される理由

近年、AIを使ったLINEスタンプ作りが副業として人気を集めています。専用のツールを使えば、複雑な作業を覚える必要もなく、誰でも手軽に始められるのが大きな理由です。
制作から販売までの流れがシンプルで、まとまった時間を取れない人でも取り組みやすいことから、副業デビューの第一歩として選ばれるケースが増えています。
絵心がなくてもスタンプが作れる
LINEスタンプ作りと聞くと、「絵が上手じゃないと無理」と思いがちですが、AIを使えばその心配はいりません。画像生成AIに「猫が笑っているイラスト」などと入力するだけで、すぐに使える画像を自動で生成。
表情や仕草のバリエーションも豊富に作れるため、絵を描くのが苦手な人でもオリジナルのスタンプを用意できます。
ちょっとした時間でも作業できる
AIを使ったスタンプ作りは、短時間で進められるのも魅力です。1枚のイラストを作るのに数分あれば十分なので、通勤や休憩の合間などのスキマ時間を活用できます。
ツールも無料で使えるものが多く、特別な準備も不要です。「今日は少しだけやろう」といったペースで進められるので、忙しい人や副業初心者でも無理なく続けられます。
LINEスタンプ作りに必要なのはこれだけ!

LINEスタンプをAIで作るために必要なものは、とてもシンプルです。特別な機材や高額なソフトは不要で、スマホやパソコンとネット環境があれば十分。
さらに、無料で使えるAIツールやデザインアプリを組み合わせることで、初心者でもすぐに作業を始められます。ここでは、最低限そろえておきたいツールや登録について紹介します。
スタンプ作りに欠かせない必須アイテム
LINEスタンプを作るのに必要なのは、AI画像を生成するための「生成AIサービス」、編集に使う「デザインアプリ」、そして販売に欠かせない「LINEクリエイターズマーケット」のアカウントです。
生成AIは無料で試せるものも多く、デザインアプリはスマホでも利用可能。さらにLINEのアカウントがあれば、クリエイター登録もスムーズに進められます。
アイデアはAIにおまかせ!ラクに作り出す方法
スタンプ作りでよくある悩みが「どんなキャラクターや言葉にするか」というアイデア探しです。ここでもAIが大活躍します。
たとえばChatGPTに「日常会話でよく使う一言を考えて」と入力すれば、スタンプに使えるフレーズを提案してくれますよ。
さらに「かわいい猫が挨拶しているイラスト」と具体的に伝えれば、画像生成AIがイメージをすぐに形にしてくれるのも便利なところ。発想をAIに任せられるので、初心者でも安心してスタンプ作りに取り組めます。
初心者でもできる!AIスタンプ作成の手順

AIを使ったLINEスタンプ作りは、思っているより簡単です。必要なのは「イラストを作る」「サイズを整える」「販売の準備をする」という3つのステップだけ。
ここでは、その具体的な方法を順番に紹介します。
ChatGPTでスタンプを作る
まずは「どんなLINEスタンプを作るか」をChatGPTに考えてもらいましょう。
たとえば「私はサラリーマンが使えるLINEスタンプを作りたいです。売れそうなLINEスタンプ(キャラクター)を考えてください。」と入力すると、仕事や日常で使いやすいフレーズやアイデアを提案してくれます。

今回は、残業くまさんにします。
「残業くまさんでお願いします。LINEスタンプに入れる汎用性の高いメッセージを考えてください。」と入力

出力されたメッセージをもとに「このメッセージから画像生成用のプロンプトを作成してください。枚数は8枚でお願いします。」と依頼すれば、Vrewで利用できる画像生成用テキストが完成します。
Vrewでスタンプ画像を作成
次に、Vrewを使ってスタンプ画像を仕上げます。
- Vrewをインストールし、「新規で作成」をタップ

- 「テキストから動画を作成」を選択

- スタイルは「なし」でOK

ここまで進んだら以下の文を入力します。
・スーツ姿のくまが、頭を軽く下げて笑顔でお辞儀しているイラスト。
・スーツのくまが両手を前で合わせ、丁寧にお願いしているポーズ。
・スーツのくまがビシッと敬礼している姿。
・デスクに座り、書類の山に囲まれて頭を抱えるスーツのくま。目の下にクマあり。
・時計を見上げて絶望しているスーツのくま。背後に夜の窓。
・スーツのくまがカバンを持ちながら、涙目で玄関のドアを見ている。
・スーツのくまが机に突っ伏して寝落ちしている。頭の上に「zzz」。
・スーツのくまが両手を広げて、安堵の笑顔で感謝している。

- サイズは1:1(正方形)を設定

設定は以下のようにしましょう。
- AI音声:オフ
- フリービデオ:オフ
- BGM:オフ
- AI画像:必要に応じて変更
完了を押して、動画作成をしてもらいます。(数分で完成します。)

その後、フォントサイズ(おすすめは250以上)、文字のデザインや位置を調整し、完成したら画像として保存します。

LINEクリエイターズマーケットに登録する
スタンプを販売するには、まず「LINEクリエイターズマーケット」への登録が必要です。登録は無料で、LINEアカウントさえあれば誰でも簡単に始められます。
手順は、公式サイトにアクセスして必要な情報を入力するだけ。クリエイター名やプロフィールを設定すれば、自分専用の販売ページができあがります。
ここで作成したページにスタンプをアップロードし、販売の申請を行う流れです。審査に通れば、世界中のLINEユーザーに向けて販売がスタートできます。
スタンプをアップして販売スタート
LINEクリエイターズマーケットに登録したら、いよいよ作ったスタンプをアップロードします。必要なのはスタンプ画像、メイン画像、トークルームタブ画像の3種類。
登録画面でファイルを指定し、タイトルや説明文を入力すれば準備完了です。あとはLINEの審査を待つだけ。問題がなければ数日で承認され、販売がスタートします。
公開後は自分で購入できるのはもちろん、SNSや友人へのシェアを通じて広めていくことで、売上アップにもつながります。

AIスタンプ副業ってどのくらい稼げる?

「スタンプを作って販売したら、どのくらい稼げるの?」と気になる方も多いでしょう。実際の収益は人によって差がありますが、工夫次第で安定した副収入につなげることもできます。
ここでは、売れているスタンプの特徴や収益アップのコツを紹介します。
実際の収益例と人気スタンプの特徴
AIを使ったLINEスタンプ副業は、数百円から数万円まで幅広い収益が報告されています。大きなヒット作になれば月に数十万円以上稼ぐケースもありますが、多くはお小遣い程度からのスタートです。
人気のスタンプには共通点があり、日常会話で使いやすい言葉や表情が多いこと、さらに親しみやすいキャラクターであることが挙げられます。
シンプルでわかりやすく、誰もが送りたくなるようなデザインが選ばれやすい傾向にあります。
売上を増やすためのちょっとしたコツ
スタンプを販売したあと、少し工夫をするだけで売上を伸ばすことができます。
たとえば季節やイベントに合わせたテーマを取り入れると、購入されやすくなります。正月やクリスマスなどの限定感は特に効果的です。
また、SNSで制作過程や完成したスタンプを紹介することで、多くの人に知ってもらうきっかけになります。さらに種類を増やしてシリーズ化するとリピーターも期待できるので、継続して作り続けることが収益アップのポイントです。
失敗しないための注意点

AIを使えば簡単にLINEスタンプを作れますが、販売するには気をつけたいこともあります。ルールを知らずに作ってしまうと、せっかくのスタンプが審査で落ちてしまうことも。
著作権や利用規約を守ることはもちろん、デザインの仕上げ方にもポイントがあります。ここでは、初心者がつまずきやすい注意点を見ていきましょう。
著作権や利用規約をチェックしよう
LINEスタンプを販売するうえで、まず気をつけたいのが著作権です。アニメやゲームのキャラクター、有名人の写真などをそのまま使うのは当然NG。
AIで作ったイラストであっても、学習データや利用規約によっては商用利用が制限されている場合があります。必ず利用するサービスの規約を確認し、商用利用が可能なものを選びましょう。
また、LINEのガイドラインにも細かいルールがあるので、事前にチェックしておくと安心です。
LINEの審査に通るデザインのポイント
LINEスタンプを販売するには、まず「デザインの質」を意識することが大切です。
暴力的・差別的な表現や不快に感じる内容はもちろんNG。さらに、画像が細かすぎて見にくい、色が暗すぎて伝わりにくいといったデザインも避けましょう。
シンプルで誰にでもわかりやすいイラスト、そして会話に使いやすい文字を入れることがポイントです。送り手も受け取り手も気持ちよく使えるデザインを心がけると、審査をスムーズに通過しやすくなります。
審査落ちを避けるために気をつけたいこと
デザイン以外の細かい部分にも注意が必要です。よくある審査落ちの原因は、「規定サイズを守っていない」「必要な画像枚数が不足している」「画像の背景が透過されていない」といった点です。
また、同じようなデザインが並んでいると内容が単調に見えてしまい、審査で不利になることもあります。申請前にはファイル形式や枚数、透過処理を改めて確認し、説明文に誤字脱字がないかも見直しておきましょう。
まとめ|アイデア次第で収入アップ!AIスタンプ副業を始めてみよう
AIを使えば、絵が苦手でもLINEスタンプを作って販売できます。
必要なのは画像生成AIや編集アプリ、そしてLINEクリエイターズマーケットへの登録だけ。作成から販売までの流れはシンプルなので、初めての副業にもぴったりです。
収益は人によって差がありますが、アイデア次第で副収入を目指すことも可能です。大切なのは、送る人が楽しく使えるデザインを意識することと、審査に通るためのルールを守ること。
まずは楽しみながら挑戦して、自分のスタンプを販売してみましょう。
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